みやぎ仙南農協(宮城県柴田町、浅野清組合長)の男性職員=当時(29)=が2006年6月、長時間の時間外労働で過労死した事件で、大河原労働基準監督署は18日、労働基準法違反の疑いで、同農協常務理事(60)=柴田町=、同農協人事教育統括(45)=角田市=、男性職員の直属の上司だった同農協職員(58)=宮城県村田町=の男性3人と、法人としての同農協を書類送検した。
調べでは、3人は時間外・休日労働に関する労使協定を結ばないまま06年6月1日―同月29日、男性職員に一日最大6時間の時間外労働をさせ、この期間の約115時間分の残業代を支払わなかった疑い。
男性職員は6月30日、村田町の自宅で急性循環器不全のため死亡した。事実関係を調査した大河原労基署は過労死と判断。男性は07年2月に労災認定を受けた。
同労基署によると、同農協は、残業代は約40時間で打ち切り、これを超える分はサービス残業となっていた。
労基署の指導で同農協が07年1月から今年2月まで、全職員を対象に06年分の労働時間を実態調査した結果、職員約480人に対し、総額5000万―6000万円の残業代が不払いとなっていたことが判明した。
(3月18日 河北新報)

